祇園祭
前夜祭「宵山」を楽しむ3つのポイント
【その1】アナタはどっち派? 賑やかな前祭の宵山、幻想的な後祭の宵山
宵山は、山鉾巡行の前夜祭にあたり、それぞれ前祭(さきまつり)・後祭(あとまつり)の前3日間、14~16日と21~23日に行われます。
ひとくちに「宵山」といっても、前祭と後祭とでは雰囲気が全く異なります。
「前祭の宵山」では15日と16日は夕方から道に多くの露店が出て、町中が賑やかなお祭りムードに! 「後祭の宵山」では歩行者天国や露店の出店はありませんが、お祭り本来の幻想的な雰囲気を堪能することができます。
【その2】町会所巡りで会所飾りや御神体を鑑賞しよう
町会所は、各山鉾町内の寄り合いやお囃子の練習場所。見どころは会所飾りで、山鉾巡行の際に台座に掛けられる懸装品(けそうひん)などがたくさん展示されます。懸装品は重要文化財クラスの貴重なものばかり!
そして個性的な御神体にも注目です。それぞれの山鉾に祀られている御神体が並び、山鉾巡行のときにはなかなか見えない表情が楽しめます!
山鉾巡行では細部まで見ることが難しいですが、間近でじっくりと鑑賞できるのは宵山ならでは。ぜひ足を運んでみてください。
【その3】屏風祭りを楽しもう
屏風祭りは、「静の美術館」とも言われ、山鉾町にある旧家や老舗商店が所蔵する屏風などの美術品や調度品が一般公開されます!
新町通と六角通の交差点に位置する「野田家」で公開される屏風は、源平合戦を描いたもの。源義経の“鵯越(ひよどりごえ)の逆落とし”と“屋島の戦い”の場面が一双になった貴重な屏風。普段見る機会の少ない屏風の世界に是非触れてみてください。
【祇園祭2022】前祭宵山
神輿渡御(神幸祭・還幸祭)
祇園祭といえば山鉾巡行が有名ですが、神輿渡御(神幸祭・還幸祭)はもっとも重要な行事です。
869年、東北では大震災が起こり、平安京では疫病が大流行します。
素戔嗚尊 (すさのをのみこと)に悪霊を鎮めてもらおうと、全国の国の数と同じ66本の鉾を立てたあと、夕方から3基の神輿を送って、病魔退散を祈願したのが祇園祭のはじまりとされています。
神輿には「素戔嗚尊 (すさのをのみこと) 」、妻の「櫛稲田姫命 (くしいなだひめのみこと) 」、8人の子供の「八柱御子神 (やはしらのみこがみ)」がのっています。神幸祭では高々と担ぎ上げられた神輿は人々の熱気と掛け声に揺られながら、氏子地域を巡行し、夜には四条寺町の御旅所(おたびしょ)に入ります。還幸祭では御旅所から八坂神社に戻ります。
【祇園祭2022】神幸祭(祭解説付き)
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名称
祇園祭
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開催月
7月
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開催場所
八坂神社・京都市内各所
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最寄り駅
阪急京都線 京都河原町駅
京阪本線 祇園四条駅
京都市営地下鉄 京阪三条駅
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