唐津くんち ユニークな曳山の競演

「くんち」は九州北部各地で催され、それぞれに違った特徴、出し物があります。
長崎くんちは「龍踊り」。江戸時代には国内唯一の国際貿易港だった港町らしく、オランダや中国からの舶来の文化が感じられる出し物が繰り出されます。
佐賀県鹿島市で見られるのは、面浮立(めんぶりゅう)くんちは、鬼面をつけた踊り手が、腹に括り付けた太鼓を打ち鳴らしながら激しく舞う姿が特徴的です。
そして、今回紹介する佐賀県唐津市の唐津くんちは、さまざまに趣向を凝らした大きな曳山にその特徴があります。

「くんち」は九州北部各地で催され、それぞれに違った特徴、出し物があります。
長崎くんちは「龍踊り」。江戸時代には国内唯一の国際貿易港だった港町らしく、オランダや中国からの舶来の文化が感じられる出し物が繰り出されます。
佐賀県鹿島市で見られるのは、面浮立(めんぶりゅう)くんちは、鬼面をつけた踊り手が、腹に括り付けた太鼓を打ち鳴らしながら激しく舞う姿が特徴的です。
そして、今回紹介する佐賀県唐津市の唐津くんちは、さまざまに趣向を凝らした大きな曳山にその特徴があります。
唐津くんちのユニークな曳山たち

唐津くんちで繰り出される曳山は、全部で14基あります。
最も古いものは江戸後期の文政年間に、新しいものでは明治時代に制作されたと言われるもので、どれも趣向を凝らした歴史的な価値のある曳山です。
それぞれ高さは約7メートル、重さは2~3トンにもなり、漆工芸品としては世界最大級のものとなっています。
その制作過程は以下のように紹介されています。
木組みに粘土で型を作り、その上に和紙を1~3cmの厚さまで100~200枚近くを蕨糊(わらびのり)や渋柿などで張り重ね、型を抜き取り、竜骨を組む。麻布と漆で固めて下地を造り、粉屎漆(こくそうるし)で形状を整え最後に色漆を塗り金箔で仕上げていきます。本体は木製の4輪台車に心柱1本で支えられています。(亀や船型の3台の曳山は心柱2本)製作期間は各町によって差異はありますが、3~6年を要したとされています。
世界最大級の乾漆造(かんしつづくり)の美術工芸品です。
唐津市ホームページより
そして唐津くんちの曳山はどれも姿かたちがユニークで可愛らしいものばかりです。
祭の先頭を行く1・2番曳山の赤獅子、青獅子をはじめとして、武者の兜をかたどったものから、大きな目と口が目を引くユーモラスな鯛、光り輝く金箔の豪華な金獅子と、その種類はさまざまです。
それぞれに個性をもった曳山が町内を練り歩く行列は、観ているだけでワクワクするような光景です。
日本有数の陶器 唐津焼の魅力

唐津といえば唐津焼。
同じ佐賀県の有田焼・伊万里焼とともに、陶器の一大生産地としても有名です。
海に面した唐津城から松浦川をはさんだ対岸には、Tea & Space基幸庵(きこうあん)があり、唐津焼を生かしたぜんざい、かき氷などの和菓子を楽しむことができます。
伝統を守るだけでなく、常に時代の先端を求めて革新を重ねようとする唐津焼の魅力は、きっとあなたもそのとりこになるに違いありません。
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名称
唐津くんち
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開催月
11月
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開催場所
唐津神社
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最寄り駅
JR唐津線
唐津駅から徒歩10分
JR筑肥線
唐津駅から徒歩10分 -
主催者
唐津市
祭りの記録
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