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川越まつり

川越が1年で最も賑わう日、「川越まつり」
蔵造りの町並みで知られ、毎年老若男女問わず多くの観光客が訪れる川越。関東有数の観光地である小江戸、川越が1年で最も賑わうときが、毎年10月の第3日曜日とその前日に行われる「川越まつり」です。2020年、2021年と新型コロナ感染拡大防止のため中止となってしまいましたが、2022年は370年にわたり受け継がれ育まれてきた伝統文化の保存や継承のため再び開催されます!
川越が1年で最も賑わう日、「川越まつり」
蔵造りの町並みで知られ、毎年老若男女問わず多くの観光客が訪れる川越。関東有数の観光地である小江戸、川越が1年で最も賑わうときが、毎年10月の第3日曜日とその前日に行われる「川越まつり」です。2020年、2021年と新型コロナ感染拡大防止のため中止となってしまいましたが、2022年は370年にわたり受け継がれ育まれてきた伝統文化の保存や継承のため再び開催されます!

【魅力①】絢爛豪華な山車

川越まつりは江戸の天下祭(神田明神、赤坂日枝神社の各祭礼の総称)の影響を強く受けて発展し、祭で曳き出される山車の形も天下祭の流行を敏感に感じ取りながら変化していきました。精巧な人形を乗せた絢爛豪華な山車が、小江戸川越の象徴である蔵造りの町並みを中心に、町中を曳行(えいこう)されます。何台もの山車が辻で相対し、すれ違うさまは、そのスケールの大きさに、見物客を圧倒します。

【魅力②】夜の曳っかわせ

川越まつり最大のみどころは「曳っかわせ(ひっかわせ)」です。向かい合う数台の山車が、囃子(笛、太鼓、鉦、踊り)で競演し、まつり人たちは提灯を高々と振り上げ、歓声を上げます。とくに夜の「曳っかわせ」は最高潮の盛り上がりを見せます。

【魅力③】まつりに華を添えるお囃子

川越まつりの囃子は、文化・文政の時代に江戸から伝わったものです。源流はどれも、江戸の葛西囃子です。

川越では以前からあった地元の里神楽と合流して古囃子として大成したといわれています。もともと囃子は近郊の農村部が担当していました。明治初期ごろより川越独自の改良を重ねて、今風の新囃子となり継承されてきました。

三大流派

①王蔵流(おうぞうりゅう)

川越南部に位置する中台地区の中台囃子連中が江戸末期に高井戸から神田祭で7台の山車の笛方を努めたという笛角を師匠に迎え、さらに、明治初期には王蔵金を師匠に迎え古囃子に手を加え創始したといわれる流派。

②芝金杉流(しばかなすぎりゅう)

川越南部に位置する今福地区の今福囃子連中が五宿(調布市)の師匠だった福岡仙松を師匠に迎え、小囃子に手を加え創始した流派。

③堤崎流(つつみさきりゅう)

上尾市堤崎の吉澤菊次郎が明治初期に隣村の木下流の囃子に手を加え創始した新囃子といわれる。

歴史

川越まつりは江戸時代より毎年10月14日に川越氷川神社祭礼が執行する「例大祭」を根源として、直後に行われる「神幸祭」や「山車行事(祭礼)」から成り立っています。

「神幸祭」は、氷川の神様が神輿(みこし)に乗られて川越城下の町々を巡行することで、人々はその御神徳をいただき、 幸福と町の繁栄を祈請(きせい)する、という伝統儀式です。1648年に、当時の川越藩主、松平伊豆守信綱が氷川神社に神輿・獅子頭・太鼓等を寄進し、祭礼を奨励したことで始まりました。1651年から華麗な行列が氏子域の町々を巡行し、町衆も従って行くようになりました。

当初の「神幸祭」は、氷川神社の神輿行列が 氏子の町々を練り歩き、氏子域の十ヶ町が「附祭り」で供奉していました。大きなハリボテの曳き物や歌舞音曲、仮装など趣向を凝らした行列で、テーマはその年の世相や流行を反映していたので、神輿よりもこちらの方が江戸っ子を熱狂させました。

川越は、新河岸川の舟運によってリアルタイムに入ってくる江戸の風流、風俗を取り入れながら、徐々に祭礼を発展させてきました。現代の祭礼儀式、しきたりも、文化・文政時代の申し合わせがルーツといわれています。

その後、江戸の祭礼で山車が主役となったのを機に、1844年には、十ヶ町の山車が氷川祭礼絵額(絵馬)にも残されるように、すべて一本柱型式に統一され、勾欄の上に人形を乗せるようになりました。

なぜ開催日は毎年10月の第3日曜日とその前日?

1972年に神輿の行列の町内巡行と山車の勢ぞろいというイベントスタイルができあがり、その後、年々、「川越まつり」は盛大化していきました。観光イベントとしてより多くの集客を考えれば、「まつり」の平日開催よりも、休日開催にしたほうが効果的との意見が出てくるようになりました。こうして、1997年「川越まつり」の山車の出る日は、氷川神社の祭日(10月14日例大祭、15日神幸祭)に関係なく、10月の第3土曜日・日曜日となりました。

国指定 重要無形民俗文化財

川越まつりは、江戸「天下祭」の様式や風流を今に伝える貴重な都市型祭礼として370年の時代を超えて守り、 川越独特の特色を加えながら発展してきました。2005年、「川越氷川祭の山車行事」として 国指定重要無形民俗文化財となりました。また、2016年には、「川越氷川祭の山車行事」として、ユネスコ無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」に登録されました。

氷川大神の御加護のもと、城下町の繁栄を担った川越の人々は、その経済力を背景として、誇りをもって川越まつりを370年の時代を超えて守り、川越独特の特色を加えながら発展させてきたのです。

最終更新日:2022.10.05

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